作者:KC.R | |
ツクール:2000 | |
ジャンル:魔王把握 | |
配信/投稿:可/可 | |
keyword:M字開脚。 | |
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作者コメント: 【眠り姫】 昔々のそのまた昔、茨に閉ざされたお城に眠り続ける美しいお姫様がいました。 噂を聞きつけた男達は一目見ようと茨の森を訪れますが、 歴戦の茨達が姫の安眠を守るため、命を賭して立ち塞がるため誰もお城に入ることができません。 そんなある日の事です。 白馬に乗ったそれはそれは筋骨隆々の王子様が茨の森に訪れると、 屈強な茨達をちぎっては投げ、ちぎっては投げ始めたではありませんか。 茨達が雨のように矢を降らせるも、王子の鋼のような筋肉には到底、刃が立ちません。 茨達が雷のように砲撃を響かせるも、見かけによらず俊敏な王子にはかすりもしません。 これには海千山千の茨の森の衆も堪りません。 やがてどこからか火の手が上がると、森はたちまち、阿鼻叫喚の大騒ぎになりました。 「なんという力強いツワモノだろう」 「あれを押し止めるのは至難の業。もはやこれまでか」 茨達は恐れ入って囁きます。しかしその時です。 「やれやれ。こう騒がしくては、おちおち眠ってもいられない」 「一体全体、今日はお祭りなんだい?」 なんという事でしょう。 騒ぎに目を覚ましてしまった森のお姫様がやって来ました。 姫はその大木のような体をうんと伸ばして、窓の外で赤く煙を上げる森を楽しそうに眺めます。 ちょうどその目の先には、象よりも巨大な茨を素手で丸めている王子の姿が。 その足元には無数の茨達が折り重なり、まるで茨のじゅうたんに降り立つ絵画ような光景でした。 そして王子が顔を城に向けると、そこにはこちらを見る美しい姫が。 二人は一目で気が付き、言いました。 「なんと美しい男だろう!」 「やあ、なんて美しい女性だろう!」 二人は似たもの同志でした。 王子様は巨大な茨を小石のように投げ捨て、城を目指して風よりも速く走りました。 お姫様は堅牢な鉄の城壁を紙のように引き千切り、王子を目指して鳥のように空を跳ねました。 「ああ、この世が終わる」 誰かがぽつりと呟きましたが、それに首を振る者はいませんでした。 ---------------------------------------- 朝から王様に呼び出されたアレックス。 いつものように魔王を倒しに行く一日が始まります。 ちょっと可愛いもしもの世界を、楽しんで頂ければ幸いです。 | |
管理人コメント: 王子様をアレックスに、お姫様を○○○に置き換えてお読みください。 |
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更新履歴:01/02登録&遅刻提出→01/21本体更新→01/27本体更新 | |
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